ぼっちの男がひっそりと焼くオンヌットの串焼き屋

 
オンヌットにひっそりと独りで串を焼いている男性の姿があった。

孤独に店を離れて串を焼く

2011年のBTSの路線延長までは最終駅であったオンヌット。BTSの沿線とはいえ、ローカルな雰囲気も多分に残っており、駅周辺こそ新築ラッシュで都心部並みの家賃の物件が多くはなったが、少し駅を離れれば安い物件も多いため、その人気は衰えず続いている。
 
メインストリートはやはり町の真ん中に横たわるスクンビット通りであるが、東へ向かうにつれて店もまばらになってくる 。そんなBTSオンヌット駅をやや離れたスクンビット通り沿いに、ひっそりと独りで串を焼いている男性の姿があった。

ほとんど何かの罰ゲームのような

 
完全にぼっちであった。隣には同じく串焼き屋があり、店員同士やお客が楽しげに談笑していた。男性の周囲には目の前の炭火の網焼き器具の他は何もないことから、おそらくこの隣の店の串焼き要員として隣で焼いているのかと予想されるが、隣の店のスタッフとはまるで接触がない。
 

 
しかも串は5本しか網に乗っかっていない。この状態ではほとんど不審なぼっち串焼き男である。お客の多い時間になってくると、串を焼く量も増量されてくるのであろうか。それとも実はこの人物はまったく隣の店とは関わりのない個人の串焼き屋なのであろうか。そうなると必要な分だけ隣から仕入れ、焼いているという予測も立つのではないか。
 
もしそうであるとしたら、なんという手ぶらな業態であろうか。などといろいろ想像させられてしまう串焼きの男性であった。

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ぷにぷに編集部
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